移行ガイド

Sansan・Eightの名刺データを
CSVで出力する

名刺管理サービスを乗り換えるときや、名刺データを社内の別のシステムで使いたいときは、まずCSVで書き出す(エクスポートする)ところから始まります。この記事では、Sansan・Eightで書き出す前に確認しておきたい点と、書き出したCSVを別のサービスへ移す手順をまとめました。

Sansan・Eightの操作は、2026年10月18日時点で各社の公式ヘルプに書かれている範囲だけを紹介しています。画面や提供条件は変わることがあるため、実際に操作する前に公式ヘルプもご確認ください(参照したページはこの記事の最後にまとめています)。

この記事の内容

  1. 書き出す前に確認すること
  2. SansanでCSVを書き出す
  3. EightでCSVを書き出す
  4. SansanとEightの間でデータを移行する
  5. 書き出したCSVをNexcaに取り込む
  6. 取り込みでつまずきやすい点
  7. よくある質問

書き出す前に確認すること

どのサービスでも、書き出しの前に次の3点を確認しておくと手戻りが減ります。

  • 権限とプラン: 書き出せるかどうか、どの範囲を書き出せるかは、ユーザーの権限や契約プランで決まります。自分の名刺だけなのか、社内で共有している名刺全体なのかを先に確かめます。
  • 文字コード: CSVの文字コードが移行先と合わないと文字化けします。UTF-8で書き出せるか、書き出したあとUTF-8で保存し直せるかを確認します。
  • 含まれないデータ: CSVに入るのは文字のデータだけで、名刺画像は含まれないのが一般的です。データ化が終わっていない名刺も、書き出しに入らないことがあります。

SansanでCSVを書き出す

Sansanの公式ヘルプ「名刺データをダウンロード(エクスポート)する」では、次の流れが案内されています。

  1. 書き出す名刺を検索する

    ホーム画面の検索フィールドか詳細検索で名刺を検索します。すべての名刺を書き出す場合は、検索フィールドで[全体]を選びます。

  2. 名刺を選ぶ

    検索結果の一覧で、書き出す名刺にチェックを付けます。複数ページにまたがって全件を選ぶこともできます。

  3. [選択名刺ダウンロード]を開く

    [ダウンロード / 転送]>[選択名刺ダウンロード]をクリックし、書き出す項目やオプションを選びます。「全項目出力」「基本項目出力」などのテンプレートも用意されています。

  4. ファイルの作成を待ってダウンロードする

    ファイルができると、操作したユーザーのメールアドレスに通知が届きます。目安は1,000件で5分ほどです。

公式ヘルプには、次の注意点も書かれています。

  • 書き出せる範囲(マイデータのみ/他のユーザーのデータも含む/指定部署)は、ユーザーごとに付与された権限で決まります
  • 全データを書き出せる権限があっても、非公開の名刺や、参照できない部署の名刺は書き出せません
  • 名刺画像はダウンロードできません
  • スマートフォンアプリでは利用できません

オプションでは、データ化中の名刺を除く、同じメールアドレスや同じ人物の名刺をまとめる、といった設定ができます。CSVの文字コードを選べるかどうかは公式ヘルプで確認できませんでした。書き出したファイルが移行先で文字化けする場合は、後述の手順でUTF-8に保存し直してください。

EightでCSVを書き出す

Eightでは、個人で使うEightと、法人向けのEight Teamで書き出し方が分かれています。

個人のEight(Eightプレミアム)

Eightの公式ヘルプ「名刺データをダウンロードする」によると、名刺のダウンロードはEightプレミアム限定の機能です。PC版Eightでは次の流れで書き出します。

  1. 歯車マークから[名刺のダウンロード]を開く

    PC版Eightにログインし、歯車マーク →[名刺のダウンロード]をクリックします。

  2. 書き出し方を選ぶ

    必要に応じて[姓と名を分割]を有効にし、[最新名刺のみダウンロード]か[すべての名刺をダウンロード]を選びます。

  3. ファイルを作成して形式を選ぶ

    [ダウンロードファイルを作成]をクリックし、形式を選んでダウンロードします。

形式はCSV、CSV(UTF-8版)、ContactXMLから選べます。公式ヘルプでは、CSVで文字化けした場合はUTF-8版を使うよう案内されています。ダウンロードできる項目は、会社名・部署名・役職・姓・名・e-mail・郵便番号・住所・電話番号・FAX番号・URL・名刺交換日・マイタグ名です。データ化中の名刺は反映されないため、すべて含めたい場合はデータ化が終わってから書き出します。アプリ版Eightからも、ダウンロード用のリンクを取得できます。

Eight Team(管理権限ユーザー)

Eight Teamの公式ヘルプ「共有名刺データを一括ダウンロードする(管理権限ユーザー)」では、Web版Eightで右上の自身のアイコン →[Eight Teamの管理]→ 左メニューの[名刺データダウンロード]→[ダウンロードファイルを作成]の順に進む手順が案内されています。文字化けする場合は[UTF-8版]を使うよう書かれています。名刺共有権限を持つユーザーは、絞り込んでダウンロードすることもできます。

SansanとEightの間でデータを移行する

EightからSansanへ

Sansanの公式ヘルプでは、次の2つの方法が案内されています。

  • Eightの名刺画像を取り込んで再度データ化する: 管理者が[管理者設定]>[外部サービス連携]でEight連携を有効にし、各ユーザーが自分のEightアカウントと接続して取り込みます。マイタグを選んで一部の名刺だけを取り込むこともできます。取り込んだ名刺は再度データ化され、データ化枠を消費します。
  • CSVでインポートする: 管理者権限で[管理者設定]>[名刺インポート]から専用フォーマットのCSVをダウンロードし、2行目以降にデータを入れて取り込みます。専用フォーマットにある項目だけを取り込めます。名刺画像はインポートできません。

EightのCSVの列は、Sansanの専用フォーマットとそのままでは一致しないため、CSVでインポートする場合は列を並べ替える作業が必要です。各項目の入力ルールは、Sansanの公式ヘルプでご確認ください。

SansanからEightへ

EightにCSVで名刺データを取り込む機能があるかどうかは、Eightの公式ヘルプで確認できませんでした。Eightの公式ヘルプやサポートでご確認ください。

書き出したCSVをNexcaに取り込む

Nexcaは、他のサービスから書き出したCSVを取り込めます。CSVでの取り込みは、月間の名刺取込枚数にはカウントされません。

  1. 文字コードを確認する

    NexcaのCSV取込はUTF-8のファイルを前提にしています。EightならUTF-8版を選びます。UTF-8で書き出せない場合は、表計算ソフトで開いて「CSV UTF-8(コンマ区切り)」で保存し直します。

  2. [取込]→[CSV取込]でファイルを選ぶ

    Nexcaの連絡先画面のツールバーから[取込]→[CSV取込]を開き、ファイルを選びます。連絡先画面にファイルをドラッグ&ドロップしても取り込めます。

  3. 列の対応を確認する

    どの列が氏名・会社名・メールなどにあたるかが自動で判定されます。プリセットでSansan・Eightを選ぶと、そのサービスの列名に合わせて対応を設定できます。合っていない項目は手動で直します(氏名は必須)。

  4. プレビューと重複を確認して取り込む

    先頭の数件をプレビューで確かめます。同じメールアドレス、または同じ氏名と会社名の行があると重複の可能性として表示され、除いて取り込むこともできます。

Nexcaで取り込めるのは、氏名・会社名・役職/部署・メール・会社電話・携帯電話・郵便番号・住所の8項目です。会社名は取り込み時に会社として登録され、会社名が完全に一致するものは同じ会社にまとめられます。手順の詳細は、名刺管理の乗り換え手順もあわせてご覧ください。

取り込みでつまずきやすい点

  • 姓と名が別の列になっている: Eightで[姓と名を分割]を有効にした場合などです。Nexcaは姓・名の列を見つけると「氏名(自動結合)」の列を用意しますが、列名によっては正しく結合できないことがあります。プレビューで氏名が正しく表示されているか必ず確認し、おかしい場合は表計算ソフトで氏名の列を1つ作ってから取り込んでください。なお、Eightの公式ヘルプでは、姓と名の分割は自動で行うため、正しく分かれなかったり逆になったりすることがあると案内されています。
  • 役職と部署が別の列になっている: Nexcaの項目は「役職・部署」の1つです。両方を残したい場合は、表計算ソフトで1つの列にまとめてから取り込みます。
  • 電話番号が複数ある: Nexcaの電話番号は会社電話と携帯電話の2つです。それ以外の番号やFAXは取り込まれません。
  • 件数が多い: 1回に取り込めるのは5,000行までです。超える場合はファイルを分けてください。
  • タグ・メモ・名刺交換日: CSV取込では、上記の8項目以外は取り込まれません。
手元に紙の名刺が残っている場合は、CSVの代わりに撮影・アップロードして登録する方法もあります。AIが名刺画像から氏名や会社名を読み取り、名刺画像と読み取り結果を見比べて確認できます(こちらは月間の名刺取込枚数にカウントされます。まとめて取り込む一括取込はSolo以上のプランで使えます)。

書き出したCSV、そのまま試せます。

Nexcaは無料プランでもCSV・vCardの取り込みと書き出しに対応しています。列の対応とプレビューを確かめながら、まずは数件から試してみてください。

無料ではじめる デモを見る →

乗り換え手順を見る ・ Outlookとの連携を見る

よくある質問

Sansanの名刺データはCSVで出力(エクスポート)できますか?+
Sansanの公式ヘルプでは、名刺を検索して選び、[ダウンロード / 転送]>[選択名刺ダウンロード]から書き出す手順が案内されています。書き出せる範囲(自分の名刺のみか、他のユーザーの名刺も含むか)は、ユーザーごとに付与された権限で決まります。名刺画像はダウンロードできず、スマートフォンアプリでは利用できません。
EightでCSV出力するには有料プランが必要ですか?+
Eightの公式ヘルプでは、個人向けの名刺ダウンロード機能はEightプレミアム限定とされています。法人向けのEight Teamでは、管理権限ユーザーが共有名刺データを一括ダウンロードできます。料金や提供条件は変わることがあるため、最新の内容は公式ヘルプでご確認ください。
EightからSansanへデータを移行するには?+
Sansanの公式ヘルプでは、2つの方法が案内されています。Eightに登録済みの名刺画像をSansanへ取り込んで再度データ化する方法(管理者がEight連携を有効にする必要があり、データ化枠を消費します)と、管理者権限でCSVファイルを専用フォーマットに整えてインポートする方法です。詳しい条件はSansanの公式ヘルプでご確認ください。
SansanからEightへデータを移行できますか?+
EightにCSVで名刺データを取り込む機能があるかどうかは、Eightの公式ヘルプで確認できませんでした。移行を検討する場合は、Eightの公式ヘルプやサポートでご確認ください。
書き出したCSVが文字化けします。+
Eightの場合、公式ヘルプでは文字化けしたときは「CSV(UTF-8版)」を使うよう案内されています。NexcaのCSV取込はUTF-8のファイルを前提としているため、UTF-8以外で書き出したCSVは、表計算ソフトで「CSV UTF-8(コンマ区切り)」として保存し直してから取り込んでください。
名刺画像も一緒に移行できますか?+
CSVに含まれるのは文字のデータだけです。Sansanの公式ヘルプでは、名刺画像はダウンロードできないと案内されています。画像が必要な場合は、手元の名刺を撮影し直すなど、別の方法で用意してください。

参照した公式ヘルプ

いずれも2026年10月18日に内容を確認しました。Sansan・Eightは各社の商標または登録商標です。